ブログはこちら BLOG

【歌詞和訳】Nina Simone「Feeling Good」の和訳・解説 | ぜよスタジオ

【歌詞和訳】Nina Simone「Feeling Good」を徹底解説! | ぜよスタジオ

Nina Simone(ニーナ・シモン)の代表曲「Feeling Good(フィーリング グッド)」の歌詞の和訳、またそのストーリーの背景について徹底解説します。

目次

「Feeling Good」の歌詞和訳

Birds flying high you know how I feel
高く飛ぶ鳥たち、君もわかるだろう、私の気持ちを
Sun in the sky you know how I feel
空に輝く太陽、君もわかるだろう、私の気持ちを
Breeze driftin’ on by you know how I feel
そよ風が流れる、君もわかるだろう、私の気持ちを

It’s a new dawn
新しい夜明け
It’s a new day
新しい一日
It’s a new life
新しい人生
For me
僕にとって
And I’m feeling good
そして、最高の気分だ

Fish in the sea you know how I feel
海を泳ぐ魚たち、君もわかるだろう、僕の気持ちを
River running free you know how I feel
自由に流れる川、君もわかるだろう、僕の気持ちを
Blossom on the tree you know how I feel
木に咲く花々、君もわかるだろう、僕の気持ちを

Now John at the bar is a friend of mine
バーにいるジョンは僕の友達
He gets me my drinks for free
飲み物をタダでくれるんだ
And he’s quick with a joke or to light up your smoke
冗談を言ったりタバコに火をつけたり
But there’s someplace that he’d rather be
でも彼にはもっと良い場所があるんだ

Dragonfly out in the sun you know what I mean, don’t you know
陽の下を飛ぶトンボ、僕の言いたいことがわかるだろう?
Butterflies all havin’ fun you know what I mean
楽しそうに舞う蝶々たち、僕の言いたいことがわかるだろう
Sleep in peace when day is done
一日の終わりに穏やかに眠る
That’s what I mean
それが僕の言いたいこと

And this old world is a new world
この古い世界が新しい世界に
And a bold world
そして大胆な世界に
For me
僕にとって

Stars when you shine you know how I feel
輝く星たち、君もわかるだろう、僕の気持ちを
Scent of the pine you know how I feel
松の香り、君もわかるだろう、僕の気持ちを
Oh freedom is mine
ああ、自由は僕のものだ
And I know how I feel
そして、僕は自分の気持ちがわかるんだ

「Feeling Good」の背景と魅力

「Feeling Good」は、ニーナ・シモンの代表曲として知られていますが、その背後には深い物語と魅力が隠されています。ここでは、ニーナ・シモンの経歴と「Feeling Good」の誕生秘話、そして歌詞に込められたテーマとその背景について解説します。

ニーナ・シモンの「Feeling Good」の誕生秘話

ニーナ・シモンは1933年、アメリカ・ノースカロライナ州に生まれました。本名はユーニス・キャスリン・ウェイモンで、幼少期から教会でピアノを学び、その卓越した才能を示しました。

彼女はクラシック音楽の道を志しましたが、人種差別が厳しかった時代の影響で断念せざるを得ず、ジャズやブルース、ソウル音楽の世界で自身の道を切り開きました。

「Feeling Good」は、1965年に発表されたニーナ・シモンのアルバム『I Put a Spell on You』に収録されています。この楽曲は元々、1964年のミュージカル『The Roar of the Greasepaint – The Smell of the Crowd』で使用されたものです。しかし、ニーナの力強い歌声と感情表現により、彼女の代表曲の一つとして広く知られるようになりました。

自由と解放感、そして新たな始まりを象徴するテーマが強調されています。当時の公民権運動の中で、この楽曲は多くの人々に希望を与えるメッセージとして受け入れられました。

歌詞の主要なテーマとその背景

「Feeling Good」の歌詞には、自然の要素を通じて自由や解放感が象徴的に表現されています。この楽曲のテーマを理解することで、歌詞が持つ深い意味がより明確になります。

自然と自由の関係

歌詞には、鳥や川、木々、太陽といった自然の描写が多く登場します。これらの要素は、新たな始まりや希望を象徴しており、聴く人に爽快感や解放感をもたらします。例えば、「Birds flying high, you know how I feel」の一節は、束縛から解き放たれた自由を象徴しています。

社会的背景

1960年代はアメリカで公民権運動が盛んだった時代であり、ニーナ・シモン自身もその運動に深く関わっていました。「Feeling Good」の歌詞は、当時の抑圧された人々に希望と勇気を届けるメッセージとして広まりました。そのため、単なる楽曲以上の意味を持つ存在となっています。

「Feeling Good」に込められたメッセージ

個人への応援歌

歌詞全体を通して、「Feeling Good」は自己再生や新しい可能性を信じることの大切さを訴えています。特に、「It’s a new dawn, it’s a new day, it’s a new life for me」というフレーズは、新しいスタートを迎えた人々に向けた力強い応援メッセージと言えるでしょう。

音楽を通じた共感

ニーナ・シモンは「Feeling Good」を通じて、自分の経験や感情を音楽に託し、聴く人々と共感し合うことを目指しました。この楽曲を聴くことで、自分の抱える悩みや困難に立ち向かう勇気を得る人も多いはずです。

豆知識

「Feeling Good」は、その普遍的なメッセージと感情豊かな歌詞から、多くの素敵な作品に影響を与えてきました。

映画「PERFECT DAYS(パーフェクトデイズ)」や、小説「サラバ!(西加奈子著)」でも作品に強い印象を与えています。ぜひ併せてご覧ください。

まとめ

この記事を通じて、「Feeling Good」の歌詞やその背景について深く理解していただければ幸いです。この楽曲に込められたメッセージが、皆様の心に響き、新たなスタートを切るきっかけとなることを願っています。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

執筆者

関西を中心に活動しているカメラマンです!
普段はWebマーケティング会社で働きながら、趣味でも仕事でもカメラを楽しんでいます📸✨

お笑いとカメラが大好きで、関西の色々な場所で撮影をしています。もし関西で撮影のご依頼があれば、ぜひお気軽にお声がけください! Instagramに作例をたくさん載せていますので、よかったらチェックしてみてくださいね😊

どうぞよろしくお願いいたします!

目次